熱湯で抽出したクソニンジン(アルテミシア-アヌア)の葉のエキスが新型コロナウイルスに抗ウイルス活性を示した――コロンビア大学とワシントン大学、ウースター工科大学の研究者ら

竹下雅敏氏からの情報です。
 ニューヨークのコロンビア大学とワシントン大学、ウースター工科大学の研究者らによると、“熱湯で抽出したクソニンジン(アルテミシア-アヌア)の葉のエキスが新型コロナウイルスに抗ウイルス活性を示した”とのことです。スプートニクがこれを取り上げましたが、SARSの治療で効果があった抗ウイルス活性の特性をもつアルテミシニンではなく、“なにか別の成分の組み合わせによって作用を及ぼしている”のではないかということです。
 いずれにせよ、熱湯で抽出したクソニンジン(アルテミシア)の葉のエキスが新型コロナウイルスに効果があることは、確かなようです。でも、これは2020年5月17日の記事で取り上げた「コビッド・オーガニクス」のことですよね。マダガスカルのアンドリー・ラジョエリナ大統領は、「コビッド・オーガニクス」と名付けられた薬草茶は、“マラリアに効果があるとされているマダガスカルの植物アルテミシア(Artemisia)を主体に、同国で採れる他の薬草とあわせて作られた”と言っていました。
 こんなことを調べて発表するのに、これほど時間がかかるのはなぜでしょう。医療従事者というのは、“ひょっとしたら情報弱者なのでは?”という気がしてしまいます。
 日本では感染拡大で医療従事者が疲弊しているのですが、ヒドロキシクロロキンは使わない、イベルメクチンも使わない、MSS二酸化塩素の話をしても、ほとんどの医療従事者は、“エビデンスがない”と言って聞く耳を持たないだろうと思うのです。私としては、“医者なんだから、ビタミンCがCOVID-19に効果があることぐらい自分で調べろよ”と思ってしまいます。
 という訳で、効果のある方法をどれも行わず、“医療機関がひっ迫しているので、自粛を!”と言われても、同情はしますが同意はしません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
配信元)
 
 
 
 
————————————————————————
新型コロナウイルスを抑制する薬草が発見
転載元)
研究者らは、研究の過程でヨモギ属のエキスがウイルスの増殖を抑制することを発見した。この植物は抗ウイルス性の特性をもつことで知られている。研究結果がプレプリントのサイト「bioRxiv」で発表された。

クソニンジン(1年生のヨモギ属)は、抗ウイルス活性の特性をもつ物質のアルテミシニンを生成することで知られている。すでに2000年以上にわたりこの物資はマラリアの治療で使用がされ、またその際、アルテミシニンは、2002年から2003年に新型肺炎のSARSコロナウイルス (SARS-CoV-1) の治療で効果があることが示されている。
 
ニューヨークのコロンビア大学とワシントン大学、ウースター工科大学の研究者らは、熱湯で抽出したクソニンジンの葉のエキスが新型コロナウイルスに対し抗ウイルス活性を示したことを発表した。

研究者らは、4大陸から集めた7品種のクソニンジンのエキスが、ベロ細胞培養で増殖する新型コロナウイルスに効果があるかを実験した。

すべてのエキスは新型コロナに対し活性を示し、また、サンプルの1つは2008年から保管されていたものだった。研究者らによれば、物質の効果はすべての1年生のヨモギ種で確認されたことから、平温下の乾燥状態で長期保管した場合でも安定的に効果が維持されることを示しているという。

一方、研究者のパメラ・ウェザーズ代表は、このヨモギ種はおそらくアルテミシニンの効力によって新型コロナウイルスに効果を示しているのではなく、自ら含有するなにか別の成分の組み合わせによって作用を及ぼしていると指摘する。研究者らは、今後の臨床実験が成功し、乾燥したクソニンジンの葉の粉末入りカプセルが新型コロナウイルスに対する安価で安全な治療方法となることを期待している。


————————————————————————
配信元)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Comments are closed.