日本軍がベトナムを侵略し慰安所を設置した事実を示す、フランス軍の文書が確認された ~慰安所設置の実質的な主体は、やはり日本軍

竹下雅敏氏からの情報です。
 日本軍がベトナムを侵略し慰安所を設置した事実を示す、フランス軍の文書が確認されたとのことです。文書から、“慰安所設置の実質的な主体が日本軍であったこと”が、改めて裏付けられました。
 ツイートをご覧になると、「クソみたいな歴史修正主義者たち」が、“日本が慰安婦と強制動員の責任および反省を回避”していることで、「どのくらい日本の名誉が傷つけられているか」と言っていますが、“続きはこちらから”の冒頭の記事をご覧になると、このことがよくわかると思います。
 記事は、国際連合の機関である「自由権規約委員会」の2014年7月の審査の様子です。引用元の記事では、日本政府の回答は、“法的には解決済み、アジア女性基金で対応”と、これまでの見解を繰り返し、さらに、“慰安婦を性奴隷と呼ぶのは不適切”だと国連の場で初めて発言したとあります。議長は、日本の主張に対し、“我々は十分に賢くなくて理解できない”と発言。日本がいかに馬鹿にされているかが、この発言からわかると思います。
 最後の一連のツイートをご覧になると、組織的な歴史歪曲は、日本財団に代表される笹川関連財団の関与だということです。納得です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ベトナムの日本軍「慰安所」、フランス軍の文書で初めて確認
引用元)
(前略)
今回確認されたフランス軍の1940年10月7~10日の報告書には、ベトナム北部の港町ハイフォンに進駐した日本の陸軍と海軍が、それぞれ慰安所を「ビエン湖畔」に設置するという内容が含まれていた。報告書は、将校、下士官、兵士に区分された3種類の慰安所を設置するものとし、設立資金はポールペル通りのある両替所で調達すると具体的に記されていた。
(中略)
今回確認された文書は、慰安所設置の実質的な主体が日本軍であったことを改めて裏づける。国史編纂委は、「日本軍は真珠湾攻撃で太平洋戦争を起こす1年3ヵ月前にベトナムを占領し、すぐに慰安所を設置した」とし、「日本軍が戦争当時、侵略した場所ごとに慰安所を設置して運営したことが改めて確認された」と明らかにした。国史編纂委の趙珖(チョ・グァン)委員長は、「日本が慰安婦と強制動員の責任および反省を回避している現実で、価値ある資料」と話した。
(以下略)
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配信元)
 
 
 


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日本軍「慰安婦」に対する性奴隷慣行―自由権規約委員会、改めて厳しく勧告
引用元)
(前略)
マジョディナ委員(南アフリカ)は、「慰安婦」問題についてはこれまで多くの国連人権機関が勧告してきた事実、安倍首相による「河野談話」見直しの動きや公人による否定発言の現状を指摘し、今こそ解決する時が来た、「慰安婦」と呼ぶのをやめて性奴隷と呼ぶべきであると発言した。(中略)… マジョディナ委員が1926年の奴隷条約で定義は明らかだと指摘すると、政府代表は審議終了の間際に、「『慰安婦』制度は奴隷条約の定義にあてはまるとは理解していない」と再反論した。

 日本政府の一連の主張を聞いていたロドリー議長は(中略)… 「強制連行」はなかったといいつつ、「意志に反した募集」があるとの主張は、我々は十分に賢くなくて理解できない、もし性奴隷や強制に疑念があるのなら、すべての資料を公開し、独立した国際的な調査で明らかにしていないのは理解できないと、辛辣な皮肉を込めたコメントをした。
(以下略)
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配信元)
 
 
 

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